この度、第13回日本皮膚科心身医学会を2022年11月6日（日）に旭川市大雪クリスタルホールとWEBのハイブリッドで開催させて頂くことになりました。
学会のテーマは、“思春期のこころと皮膚”としました。思春期は、一般に身体の成長に心の成長が追いつかず、だれもが不安定な気分になりやすい時期といわれています。
皮膚疾患が思春期の子どもに与える心理的影響を学び、皮膚科医としてどのように対応したらよいのかを考えたいと思います。また、コロナ禍で多くの我慢を強いられ、生きにくさを感じているこの時期の子どもたちを、まわりで関わる大人がどのように支えていけばよいのか、皮膚科医として大人としてのメッセージを伝えられる学会にできればと願っております。
教育講演1は、「思春期の子どもへの対応」とし、4名のスペシャリストの先生方にご講演頂きます。教育講演２は、あるがままの生き方、自分らしい生き方を支持する皮膚科診療をされている細谷律子先生に「森田療法」についてお話を頂きます。特別講演は、市立旭川病院精神科武井明先生に、25年以上続けておられる「思春期外来」についてご講演を頂きます。
また、2つのスポンサードセミナーを企画し、先生方が日常診療で経験された症例を一般演題でご発表頂きます。皮膚科心身医学を存分に勉強できる1日になるのではないかと思います。
第13回日本皮膚科心身医学会
会長 堀 仁子
市立旭川病院皮膚科